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聖徳太子が創建した四天王寺やファミリー連れに愛される天王寺動物園、世界のアートが堪能できる大阪市立美術館など、定番スポットが多い天王寺区。とくに人気が高いエリアは大阪教育大学および同附属高校をはじめ、大学から幼稚園まで70近い教育施設を有する文教地区です。
JR・大阪メトロ・私鉄沿線が乗り入れる天王寺や上本町といったターミナル駅をもつ天王寺区は、交通面でも非常に便利なエリア。近畿二府四県や空の玄関口である関西国際空港にもアクセスしやすいでしょう。さらに、日本一高いビル(2019年11月時点)として知られる「あべのハルカス」も天王寺駅のすぐそばにあります。
そんな天王寺区での不動産投資は成功するのか?当サイト編集チームが、天王寺区周辺エリアの不動産投資事例や、大阪で不動産投資を始めるにあたり学んだ地価変動や需要状況、また今後の展望、そして東京との違いをまとめました。大阪で不動産投資を始めようと考えている方は、ぜひご参考にしてみてください。
目次
あべのハルカスとてんしば効果で地価上昇
2014年3月にオープンした300mの高層ビル「あべのハルカス」。日本一高いビルとしてメディアに取り上げられたことにより、オープン後は国内外の観光客がたくさん集まりました。この恩恵を受けてお隣にある天王寺区にも注目が集まりました。
また、2015年10月に天王寺公園内のエントランスエリアの「てんしば」がリニューアルオープン。カフェやレストラン、フットサルコートやペットサービスなど、多目的利用ができる芝生広場ができました。地域の活性化とさまざまな交流を目指した施設の誕生により、今後も地価の向上が期待できるでしょう。
アクセスと文教地区での物件選びがカギ?
商業施設とターミナル駅がある天王寺区は、アクセス環境の良し悪しが物件選びのポイント。市内でも有数の文教地区であることを踏まえて静かで落ち着いた住環境を希望される方も多くいます。
人気があるのは天王寺駅へのアクセスが良く閑静な雰囲気が漂う大道・堀越町エリア、ミナミにも近く上六(うえろく)の愛称で親しまれる上本町駅周辺エリアなど。とくに文教地区は子育て世帯からの人気が高く、マンションやアパートの需要が高いです。
▼大阪市天王寺区のGoogleMap(赤線で囲われている箇所が天王寺区です)
天王寺区同様、文教地区として知られている東京都文京区と比較。平均賃料や平均購入価格の違いから、初めて不動産投資に挑むならどちらのエリアがおすすめかを考察しました。
天王寺区(大阪) | 文京区(東京) | |
---|---|---|
平均賃料(平米) | 72,346円(24.44m2) | 100,300円(25.80m2) |
平均購入価格(平米) | 15,500,000円(24.42m2) | 26,250,000円(23.49m2) |
※上記の価格は、LIFULL HOME'S・SUUMO・Yahoo!不動産などのポータルサイトに掲載されている任意の物件から平均値を算出したものです(2019年9月30日時点の情報)。
リスクの低さと利回りの良さから、天王寺区がおすすめ
平均賃料だけで比べると東京都文京区のほうが3万円近く高いという結果に。ですが、それだけ購入価格も高額になり1,000万円以上にも及ぶ差が付いています。ローン返済の負担は大きくなりますし、「家賃が高い=空室時の負担が大きい」ということを考慮すると、サラリーマンの副業で行う不動産投資にはリスクが高いのではないかと私は考えました。
さらに表面利回りを試算(賃料×12ヵ月÷物件価格)してみると、
上記のように天王寺区が文京区を上回りました。この結果からも、天王寺区での不動産投資が有利と言えます。
あるパートナー会社さんに、大阪市天王寺区の投資物件事例を紹介してもらいました。以下ではその一部をご紹介します!
※2019年9月30日時点の情報です。現在は取り扱いを終了している可能性がございます。
なお、東京の物件は不動産投資情報サイト『楽待』を参考にしています。
物件価格 | 利回り | アクセス | 賃料+ 共益費 |
築年数 | 間取り ・平米 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
物件A | 1,610万円 | 5.07% | 「天王寺駅」徒歩10分 | 6.8万円 | 5年 | 1K 23.85m2 |
物件B | 1,600万円 | 4.88% | 「天王寺駅」徒歩10分 | 6.5万円 | 5年 | 1K 23.85m2 |
物件C | 1,870万円 | 4.48% | 「寺田町駅」徒歩4分 | 6.98万円 | 3年 | 1K 23.83m2 |
東京・文京区の同規模の広さのマンションを見ると…
物件価格 | 利回り | アクセス | 賃料+ 共益費 |
築年数 | 間取り ・平米 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
物件D | 2,500万円 | 4.32% | 「春日駅」徒歩7分 | 9.0万円 | 15年 | 1K 21.23m2 |
物件E | 2,980万円 | 3.99% | 「水道橋駅」徒歩3分 | 9.9万円 | 6年 | 1K 25.32m2 |
物件F | 3,050万円 | 3.90% | 「水道橋駅」徒歩3分 | 9.9万円 | 6年 | 1K 25.32m2 |
参照元:楽待(https://www.rakumachi.jp/)
天王寺区のほうが、ローンの負担が少なく、利回りが高い
同程度の投資物件情報をランダムに選出し、比較してみました。家賃収入だけ見ると文京区のほうが2~3万円ほど高く、年間にすると24~36万円ほど高い収入を得られます。ただし、天王寺区と文京区の投資物件の価格には1.3~1.9倍もの差があり、それだけローン返済額も大きくなるので、万が一空室が出た場合は返済の負担も当然重くなります。
また、利回りで見ても天王寺区のほうが有利。さらに天王寺区の地価上昇率を考えれば、今後の家賃相場の上昇にも期待できます。私個人の意見では、天王寺区での不動産投資がおすすめです。
大阪市天王寺区は、歴史的な寺院や文教地区を残しつつも都会的に発展する注目のエリア。ご紹介した地価変動や需要状況、投資事例などを見ても、天王寺区の不動産投資がおすすめである理由は明らかです。
ただし、不動産投資は需要のあるエリア選びだけではなく、物件選びも大きなカギを握ります。そのため、その地域の動向をふまえて適切なアドバイスをくれる地場の不動産投資会社を探すことが大切なのです。
そこで当サイトでは大阪に本社を構える企業のうち、物件を自社所有している会社を入居率で比較してみました。自社所有を重要視する理由は、空室リスクを自社のリスクと捉えてくれるため、私たちと同じ立場に立って一生懸命入居者募集を協力してくれると考えたから。また、仲介会社がないことによって手数料の負担を軽くするメリットもあります。
1位 入居率 98.98%
(※1)
リピーター率No.1(※4)
京阪神に特化した築浅で値崩れリスクの低い中古区分物件を中心に取り扱っています。地域特性から入居者のニーズをおさえた物件を提案してくれるため、確度の高い投資を実現してもらえます。
2位 入居率 98.3%
(※2)
販売戸数No.1(※5)
自社で手がける「プレサンス」シリーズを展開。供給実績は、2019年2月時点で全国5,267戸。近畿圏のみならず、東海・中京圏を中心に都市型マンションの開発・供給をしています。
3位 入居率 97.6%
(※3)
口コミ評価No.1(※6)
京阪神間を中心とした、関西圏の収益物件を扱っている大阪の不動産投資会社。中古の1棟マンション・アパートのみに特化しており、レインズなど一般の不動産市場に流通しているものではなく、独自のルートで仕入れた物件のみ。つまり、大和財託でしか提供できない優良物件を多く保有しています。
※上記3社は、大阪に本社を構える不動産投資会社を2021年9月30日に調査した結果を基にしています。
※1 参照元:ソヴリックコーポレーション(https://sov.jp/kansai-lp/)2020年度の入居率
※2 参照元:プレサンスコーポレーション(https://www.pressance.co.jp/urban/braight/arrival/risk/index4.html)2020年度の入居率
※3 参照元:大和財託(https://yamatozaitaku.com/cms/news/210304)2020年度の入居率
※4 ソヴリックコーポレーションの選出理由:当サイトで紹介している大阪に本社がある不動産投資会社の中から、2021年9月30日時点で公式サイトにリピーター率の記載があり、最も数字が高かった会社。
※5 プレサンスコーポレーションの選出理由:当サイトで紹介している大阪に本社がある不動産投資会社の中から、「全国マンション 売主・事業主別販売戸数(https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/376/2018rank.pdf)2014~2018」で、最も販売戸数が多かった会社。
※6 大和財託の選出理由:当サイトで紹介している大阪に本社がある不動産投資会社の中から、2020年9月30日時点でgoogleの口コミに20件以上の投稿がある会社の中から、もっとも口コミ評価の高い会社