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大阪市生野区(以下「生野区」)は大阪市の東南部に位置しており、すぐ隣には東大阪市があります。大阪市24行政区では比較的人口が多いエリアで、特筆すべきは在住外国人の比率の高さ!生野区内の鶴橋駅界隈はエネルギッシュなコリアンタウンとして有名ですが、実はベトナム人も多く暮らしています。
また、大阪市の東端とはいえ交通の便にも恵まれています。JR環状線や大阪メトロ千日前線、近鉄大阪線が走っており、梅田や難波、天王寺、また奈良方面にも乗り換えなしで行けます。
治安面ではやや不安のある地域もありますが、平均すれば悪くはありません。JR駅であれば桃谷駅や寺田町駅(住所は天王寺区ですが生野区役所の最寄り駅です)、地下鉄なら南巽駅周辺が治安が良く、住環境も良いためおすすめ。ファミリー層も多く暮らしています。そんな生野区での不動産投資は成功するのか?当サイト管理人を務める私、サラリーマン大家・タナカタツヤが、生野区の不動産投資事情についてまとめました。
目次
下げ止まり状態で安定している
生野区における地価を見ると、他の区と比べると、取り立てて安いとは感じないのですが、住環境のいい桃谷駅付近でも家賃相場は比較的リーズナブルです。区内には「鶴橋」や「今里」といった繁華街もあります。ここ6年間は62~63万円で推移しており、下げ止まり状態で安定しています。大きく下がる要因のない今、不動産投資におけるリスクを極力減らしたい方にもおすすめできるエリアです。
▼大阪市生野区のGoogleMap(赤線で囲われている箇所が生野区です)
生野区同様、多くの外国人が暮らす国際色豊かな街として荒川区と比較してみます。どちらも下町風情を残しながら、交通機関が充実しており利便性も高い街です。物件購入価格と平均賃料のちがいを見てみましょう。
生野区(大阪) | 荒川区(東京) | |
---|---|---|
平均賃料(平米) | 54,000円(23.60m2) | 81,800円(23.05m2) |
平均購入価格(平米) | 9,885,294円(26.14m2) | 20,056,667円(25.61m2) |
※上記の価格は、LIFULL HOME'S・SUUMO・Yahoo!不動産などのポータルサイトに掲載されている任意の物件から平均値を算出したものです(2020年3月19日時点の情報)。
生野区は1,000万円以下で物件が手に入る!
家賃相場でみると荒川区は生野区の1.5倍高く魅力的ですが、物件の購入価格は2倍にもなります。上記の数値をもとに表面利回りを試算(賃料×12ヵ月÷購入価格)すると
以上のように、生野区が荒川区を上回りました。購入価格が安く、ローンの負担も少ないことから、不動産投資を始めるなら生野区を選んだほうが手堅い印象を受けますね。
大阪で不動産投資を行うにあたりお付き合いを始めたパートナー会社さんに、大阪市生野区の投資物件事例を紹介してもらいました。以下にその一部をご紹介します!
※2020年3月19日時点の情報です。現在は取り扱いを終了している可能性がございます。
なお、東京の物件は不動産投資情報サイト『楽待』を参考にしています。
物件価格 | 利回り | アクセス | 賃料+ 共益費 |
築年数 | 間取り ・平米 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
物件A | 1,120万円 | 6.43% | 「今里駅」徒歩3分 | 6.0万円 | 15年 | 1K 24.93m2 |
物件B | 880万円 | 5.86% | 「寺田町駅」徒歩8分 | 4.3万円 | 20年 | 1K 20.08m2 |
物件C | 1,150万円 | 5.74% | 「東部市場前駅」徒歩7分 | 5.5万円 | 14年 | 1K 25.01m2 |
東京・荒川区の同規模の広さのマンションを見ると…
物件価格 | 利回り | アクセス | 賃料+ 共益費 |
築年数 | 間取り ・平米 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
物件D | 2,100万円 | 4.97% | 「西日暮里駅」徒歩7分 | 8.7万円 | 11年 | 1K 25.05m2 |
物件E | 2,180万円 | 4.68% | 「日暮里駅」徒歩10分 | 8.5万円 | 16年 | 1K 25.27m2 |
物件F | 2,280万円 | 4.42% | 「三ノ輪駅」徒歩4分 | 8.4万円 | 6年 | 1K 25.49m2 |
参照元:楽待(https://www.rakumachi.jp/)
生野区の利回り率の良さに注目!
実際の投資物件事例で、生野区と荒川区を比較してみました。生野区の物件は築年数が古く、物件価格はリーズナブル。それでいて利回り率は荒川区のどの物件よりも高く、値崩れしている様子がありません。荒川区の半額ほどで利回りのいい物件を購入でき、利益を得るのは堅実な選択といえるでしょう。賃料は荒川区のほうが高いものの、同じ投資額であれば生野区なら物件を2件購入でき、収入も大きくなります。
物件価格が安い生野区は不動産投資ビギナーにはおすすめのエリアですが、治安があまり良くなく居住ニーズが低い地域もあります。空室リスクを抑えるためには、生野区の実情に詳しい、地域密着型の不動産会社を選ぶのがポイントです。
当サイトでは大阪に本社を構える企業のうち、物件を自社所有している会社を入居率で比較しました。自社所有を重要視する理由は、空室リスクを自社のリスクと捉えてくれるため、必然的に私たちと同じ立場に立って入居者募集に協力してくれると考えたから。不動産投資を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。
1位 入居率 98.98%
(※1)
リピーター率No.1(※4)
京阪神に特化した築浅で値崩れリスクの低い中古区分物件を中心に取り扱っています。地域特性から入居者のニーズをおさえた物件を提案してくれるため、確度の高い投資を実現してもらえます。
2位 入居率 98.3%
(※2)
販売戸数No.1(※5)
自社で手がける「プレサンス」シリーズを展開。供給実績は、2019年2月時点で全国5,267戸。近畿圏のみならず、東海・中京圏を中心に都市型マンションの開発・供給をしています。
3位 入居率 97.6%
(※3)
口コミ評価No.1(※6)
京阪神間を中心とした、関西圏の収益物件を扱っている大阪の不動産投資会社。中古の1棟マンション・アパートのみに特化しており、レインズなど一般の不動産市場に流通しているものではなく、独自のルートで仕入れた物件のみ。つまり、大和財託でしか提供できない優良物件を多く保有しています。
※上記3社は、大阪に本社を構える不動産投資会社を2021年9月30日に調査した結果を基にしています。
※1 参照元:ソヴリックコーポレーション(https://sov.jp/kansai-lp/)2020年度の入居率
※2 参照元:プレサンスコーポレーション(https://www.pressance.co.jp/urban/braight/arrival/risk/index4.html)2020年度の入居率
※3 参照元:大和財託(https://yamatozaitaku.com/cms/news/210304)2020年度の入居率
※4 ソヴリックコーポレーションの選出理由:当サイトで紹介している大阪に本社がある不動産投資会社の中から、2021年9月30日時点で公式サイトにリピーター率の記載があり、最も数字が高かった会社。
※5 プレサンスコーポレーションの選出理由:当サイトで紹介している大阪に本社がある不動産投資会社の中から、「全国マンション 売主・事業主別販売戸数(https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/376/2018rank.pdf)2014~2018」で、最も販売戸数が多かった会社。
※6 大和財託の選出理由:当サイトで紹介している大阪に本社がある不動産投資会社の中から、2020年9月30日時点でgoogleの口コミに20件以上の投稿がある会社の中から、もっとも口コミ評価の高い会社